2013年3月11日月曜日

お母さんの話

私は高校3年生の夏に、みかん大学のオープンキャンパスに行くまで
1人で電車に乗った経験が無かった。
1人で切符を買った事が無かった。

なぜ、そんな感じだったかと言うと、
実家から最寄り駅までが車で1時間半くらいかかり、電車を利用しなかったからだ。

よく別府に行っていたが、弟が小さい&多いので
わちゃわちゃしていたのもあり、
車で行動していた。
私が中1でも、弟は小1みたいな感じで年齢差があったからだ。

自分が覚えている中で初めて電車に乗ったのは最寄り駅から博多までの特急ソニック。
しかも指定席。しかも小学校5年生。
小学校高学年にして初めて電車に乗った時は
「切符とか買うの複雑っぽいのに、お母さんすらすら買えてすげぇ!」とか思ってた。
電車に乗ったら「車よりも早い!」と思った。

しかもこの時「電車=特急で指定席。隣にはいつもお母さん(もしくは弟)」という
イメージが出来上がった。

お母さんは電車に乗る事とかバスに乗る事とかを「訓練」って行ってた。
というよりも、旅行に行く事すらも「訓練」だと行ってた。
外の世界を経験させることは、本当に訓練なんだと思う。
「もし都会に出た時に、電車が乗れないようなら困るだろう。
だからたまに電車とか乗せよう」みたいな。

この感覚は日本人の9割が分からない感覚だと思うけど。

今までは、全くもって意味が分からなかったけど、
最近その意味が分かるようになりつつある。





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